与野 花配達花屋

桜を堪能すべく、この春は彼氏と与野公園を散歩してきました。園内の看板によれば、同公園は1877年に開園し、今では地域で3番目に古い公園とのことです。たくさんの桜を堪能しただけでなく、その甘い香りもまた非常にロマンチックでした。私が訪れた日はたくさんの訪問客がいましたが、特に気になりませんでした。だって、彼氏しか見えていませんでしたから。
公園内で開催されていた「ばらまつり」にも訪れてみました。バラにはそれぞれの種類ごとに非常にユニークな名前が付けられていました。あれだけたくさんの種類が展示されているとは私も知りませんでした。ひとつひとつのバラの香りや形も少しづつ異なっており、色に至ってはまさに多種多様です。種類によっては、1つの花の中に複数の色が混ざっているバラもあります。私は花びらに黄色やオレンジ色が入っていればどんな花でも好きなので、私が気に入る花もたくさんありました。ほとんどがピンク色か赤色ということで、今までバラがそこまで好きではありませんでした。ですから、黄色やオレンジ色のバラを見たときは非常に驚きました。
私たちは噴水のある池の近くに長時間滞在しました。この池の名前は弁天池、サラスヴァティーを意味します。サラスヴァティーとは、富、水、雄弁さ、そして音楽を司る神の名前です。手をつなぎながら、鯉とミドリガメがあちこちにいる池をのぞき込みました。池の近くに生息するカルガモが飛んできてはその場を離れ、水面を静かに泳いだり、エサをつかまえようとたまに水の中にひょいと潜ってみたり。穏やかで落ち着いた、夢のようなひと時でした。