広島 - shi 花配達花屋

過去を振り返り、そして今ある平和を謳歌すべく、 広島市では毎年5月に日本でも最大規模のフラワーフェスティバルが開催されます。3日間、街はアクティビティで活気づきます。日本の「ゴールデンウィーク」の期間中には、市内外から集まった100万人を超える人々が一大イベントである、ひろしまフラワーフェスティバルに参加します。
来場者の中にはその素晴らしいパレードを見るためだけに来る人も少なくありません。よさこいダンスパレードは1キロにも渡る壮観です。フェイスペイントを施し、衣装を幾重にも身にまとったモダンかつ伝統的なダンスチームが、へいわ大通りを踊り歩いていく様子は大人から子供までを魅了します。ルートに沿って複数のステージも設置されており、多種多様な催し物が開催されます。地元の特産品市やフリーマーケットも必見です。老若男女を問わず、誰もが楽しめるイベントです。
このフラワーフェスティバルが伝えようとしているのは「平和」というメッセージです。フェスティバル期間中、パレードや地域の公園で使用されるのは子供たちが学校で育てた花です。街の活性化にむけた取り組みである「ピースフラワープロジェクト花育」または「花育」、これがフェスティバルを準備する住民たちの間で評判となりました。子供たちが育てた花に加えてパレードや公園を彩るべく、大人たちも職場で自宅で花を育てます。あちらこちらに咲く花が、フェスティバルを通して街全体に安らぎ、幸福感そして喜びをもたらします。
最近ではフェスティバル主催者によって日没後に新たなイベントが追加されました。平和記念公園を彩るべく、参加者はキャンドルに明かりを灯し、折り鶴を折ります。心を揺さぶられるようなこの美しい情景は、現在の平和な日常に感謝し、さらにそれが今後も続くことを祈るものであると同時に、広島市の過去の悲惨な歴史を顧みるものでもあります。全ての参加者がその光景を見て、考え、そしてそこで何かを感じられるように、キャンドルの明かりは夜間の間ずっと灯されたままです。
2018年のひろしまフラワーフェスティバルは5月3日から5月5日まで開催されました。来年の日程については発表を待ちましょう。